藤田美術館

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今日、自宅近くの普段通らない路地を自転車こいでたら路地のどん突に瓦ぶきの門を発見。こんな所にお寺なんかあったやろかと門の前まで行ってみると、藤田邸跡公園なるところだった。無料開放されているようなので、自転車停めて、公園一周。梅がちらほら咲き始めてて春の到来を感じれた。

 

その流れで、同じ藤田さんの美術館がすぐ近くにあるのは前々から気になっていたので、いつもは閉まっているけど、今回は開いてそうな気がしたので行ってみると、やっぱり開いていたので入ってみた。(後で聞いた話だと、館内に空調がなく、春夏限定開放とのこと)

 

入ってみるとちょうど学芸員さんが展示物の解説を始めたところだったので、その小さな輪にしれっと加わり解説を楽しんだ。

 

藤田さんという大阪商工会議所を作った男爵の美術コレクションを展示しているのだという。館内は私邸ならではの趣があって良い感じ。

 

今回の目玉だという尾形光琳の硯箱がいかに手が込んでいてすごいかという解説を聞きつつ、自分の好きと照合しながら眺める。在原業平が狩りに出かけて偶然目にすることになった桜に心奪われた、という光景を絵にしたものが硯箱に装飾されていた。桜に心奪われたというのに、在原業平はなんで桜に背を向けてんのやろ?とちょっとワクワクした。

 

個人的に「おっっ」と思ったのは、平安時代の大火の光景の絵巻物。大火の絵をセンターに、両端にわちゃわちゃする貴族と平民の群集が対照的に描かれているんやけど、人物の着物のうねうね線がうねうねしまくってたり、繊細なタッチで描かれた表情やこんな変なポーズさせるんやとかがあって楽しかった。

 

あと、山中、祝・V10やん。
前回以上に厳しい試合で、久々にダウン奪われたり、正直最後の最後まで相手の一発が怖くてたまらんかったけど、山中はそれでも攻めて強い姿を見せてくれるチャンピオンだった。次回こそは相手にクリーンヒットを外させない、再びスナイパーのように相手を射抜く、えぐ~い、会心の一撃を観てみたい。山中にはどうしても無敵感を期待してしまうけど、辰吉のような浪花節なボクサー人生もまたかっちょ良いので、今後山中がどんな感じになって行くか分からんけど、どのみちじっくり楽しませて貰お。