昨日、最初お話をいただいてからだと丸3か月もかかってしまった、ディジュと焼き絵のコラボ作品がついに完成。
今回のご依頼、初の試みとはいえ、ほんま時間がかかり過ぎやね、、
大きい(長い)作品っていうのはほんと全体のバランス取るのが難しかった。
下絵をキャラや装飾のパーツに切り分けて、ディジュに直接貼り付けてみて、全体のバランス見ながら位置を決めたり、、
チャコペーパーという洗って消せる線が転写出来る紙で、コピー用紙に描いた下絵をディジュに転写→その線をシャーペンでもう一度なぞって下書き→その線を電熱でペン焼く、という作業の流れ。チャコペーパーで転写した線は水色で見づらいので、シャーペンでもう一度なぞる必要あり。下の写真は焼き後。
あと、曲面に絵を描くと直線やキャラの表情が歪んだりするので、これも実際にシャーペンでディジュに下書きしながら歪みを調整したり、と試行錯誤の連続でありました。
以下の写真は完成品のディティール。
依頼者の古川さんは個人でSunface Didgeridooというブランドを立ち上げてはるので、太陽を中心にそのエネルギーに躍動するようなもの達で全体のデザインを構成。
コアラの天地が逆になっているのは、その下の太陽を中心にぐるっとした世界を描きたかったので。
装飾的な感じと力の源っていうのをイメージすると、結構こってりな太陽に。
オーストラリアに生息するオウム、コッカトゥ。
ブルローラーという民族楽器を振り回すアボリジニの少年。
打楽器を打つアボリジニのオッサン。
周りに延びている花は、オーストラリアの花、ワトル。
一番下は海の中のイメージでウミガメとか熱帯魚とか。
腹魂ライブで初めてお会いして、会話の引き出しが豊富で、どこまで本気でどこまで冗談かが分からないような方。
そして飄々としていて、且つ繊細で丁寧な方。
良い人と知り合えました。