昨日、古川さんのイベントに遊びに行って来た。
中津にあるビルの7階のヨガスタジオを貸し切っての集い。
直方体のシンプルな空間に、赤い壁をバックにしたステージスペースを取り囲むように、10名ほどの参加者分のマットとブランケットが並べられていた。
古川さんの軽いご挨拶の後、おもむろにディジュの演奏が始まる。
うどの木で作られたディジュなど、形状の違う数本のディジュの音色の違いを聴かせていただいたり、ディジュを下に下ろした状態で吹くのが基本スタイルのようなんやけど、それをほら貝を吹くように斜め上に持ち上げながらだったり、左右にゆっくり振りながらだったり、顏の真ん前に吹き出し口を持ってきてくださったりの、サービス精神に富んだ演奏。
参加者の皆さんも自然と寝転びながら聴く方が続出したりで、
ディジュという楽器が見せる、色々な表情や風景のようなものが心地良かった。
そしてあの大音量と、小刻みな振動と、音のうねり。
身体と心の芯に語りかけてくるような音の力が生々しくもあり、同時にどこまでも優しい気がして、包み込まれるような感じだった。
また、同時並行で多様な音色が出るところとかもほんと不思議。
あんなにシンプルな形の楽器なのに、本当色んな味わいがある。
それと、ディジュ演奏の合間にさりげなくラブフルートの演奏もされたり、、
会は二部構成で、後半はお客さんがそれぞれ持ち寄った珍しい楽器(クリスタルボール、レインスティック、カリンバなど)で即興セッションが始まったり、古川さんとはまた別の、ばりばりのディジュ奏者の方の演奏も聴かせていただいたり、、
古川さんのボーダレスなお人柄が、そのまま形になったようなイベントだった。